理事長挨拶
社会福祉における『利他』の精神
当法人は浄土真宗本願寺派・浄興寺7代目住職・竹本譲彌・アサ子夫妻が、地元築上町安武地区における子育てニーズにこたえる形で保育所を開いた事がそもそもの始まりでした。それは昭和21年、西暦1946年の事であります。
戦後間もなく、社会が大きく移り変わっていく時代でありました。今でこそ福祉事業が普及し、我が国は福祉国家と呼ばれるようになりましたが、当時はまだそのような時代ではありませんでした。そうした時代に地域の方々からの御協力の下、夫妻は何もないところから福祉事業を始めたそうです。
さて仏教とは、私達人間一人一人に「命の繋がり」「縁の繋がり」に気付かせて頂ける教えであります。仏教徒であった夫妻がそうした地域方々との繋がりの下「福祉事業」を始めた事は、今考えますと、ごく自然な流れのようにも思えます。
そこから時は流れ、昭和45年には社会福祉法人格を取得し、昭和55年には特別養護老人ホーム誠松園、昭和62年に第二青蓮保育園を設立し、現在に至ります。
現在は創始者の孫にあたります私が理事長を務めさせて頂いております。
法人を引き継ぎ、福祉事業を行わせて頂く事にあたって、創始者である祖父母の理念もまた、引き継いでいかなければならないものと感じております。
その理念とは、仏教における「利他」の精神であります。「利他」とは「他者の幸福を願う事」「自らを犠牲してでも他者に利益を与える事」という意味であります。それは福祉という概念そのもののような気が致します。
このような時代であるからこそ、全職員が利他の精神を持ち続けながら、利用者の方々を始め、地域の皆様の為に貢献させて頂く所存であります。当法人をこれからもどうか宜しくお願い致します。
理事長 竹本 郁世
経営理念
地域社会への貢献、活力ある経営、心豊かな人材の育成
- 社会福祉事業の主たる担い手としてふさわしい事業を適正に行うために、その経営基盤の強化を図ると共に、提供する福祉サービスの質の向上並びに、事業経営の透明性の確保を図り、社会福祉の推進に努める。
- 社会福祉法人行動指針に基づき、社会、地域における社会福祉の充実、発展を図る。
- 地域ニーズの反映を図り、市町村福祉課や市町村社会福祉協議会との連携強化を図る。
- 地域とのネットワーク構築を積極的に行い、情報公表制度など開かれた事業所づくりを目指す。
- 職員の資質向上を図り、福祉サービスの水準を上げる。質の高い人材を確保し、勉強会、研修などの参加による職員の育成を図る。
- サービスにかかわるチェックリストを作成し、自他評価することでサービスの向上を図ると共に、職員の意欲を高め、働く喜びをもてる職場を目指す。
社会福祉法人浄興寺灯明会は、多様な福祉サービスが利用者様の意向を尊重して、総合的に提供されるよう創意工夫することにより、利用者様個人の尊厳を保持する。 利用者様が心身ともに健やかに育成され、又はその有する能力に応じた日常生活を地域社会において営むことができるよう支援することを目的として、次の社会福祉事業を行う。
- (1)第一種社会福祉事業
- 特別養護老人ホーム誠松園の設置経営
- (2)第二種社会福祉事業
- (イ)保育所第一青蓮保育園の設置経営
- (ロ)保育所第二青蓮保育園の設置経営
- (ハ)老人デイサービスセンターの設置経営(誠松園デイサービスセンター)
- (ニ)老人短期入所事業(誠松園ショートステイ)
- 公益を目的とする事業
- (1)誠松園居宅介護支援事業
法人概要
法人名 | 社会福祉法人 浄興寺灯明会 |
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代表者 | 理事長 竹本 郁世 |
所在地 | 〒829-0111 福岡県築上郡築上町大字安武990番地 |
電話番号 | 0930-52-3151 |
法人登記番号 | 2908-05-006352 |